西村治彦

後だし負けじゃんけん はじめに、「後出し負けじゃんけん」を行う旨を相手に告げ、「じゃんけん、ポン!ポン!」の掛け声で行います。最初の「ポン!」で、親が手を出し、次の「ポン!」で、子が手を出します。 実際にやってみると、何度かは勝つ手やあいこの手を出してしまい、全てに負けの手を出すことはできません。 この「後出し負けじゃんけん」が普通のじゃんけんと違い、難しいのは「負けなくてはいけない」ということです。 後から手を出す人は、相手の手を見てから、自分の手を出せるので、理屈の上では、簡単にじゃんけんに「必ず負けることができる」と思われがちですが、ところが、これがなかなかうまく負けられないのです。 じゃんけんは、子供の頃から勝つように手を出す習慣を身につけてしまっていますので、いきなり、そのルールを変えられても、すぐには対応できないのです。